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あなたは、‘자장면(ジャジャンミョン)’派?それとも、‘짬뽕(チャンポン)’派?

POSTED / 2020.12.06

자장면(ジャジャンミョン)짬뽕(チャンポン)アンニョンハセヨ(안녕하세요)?

STUDIO KOREANです。

 

皆さんは、韓国料理というと何を思い浮かべますか?

韓国料理の王道といえば、キムチ(김치)、ビビンバ(비빔밥)、トッポッキ(떡볶이)でしょうか?

 

日本には数多くの韓国料理屋があり、最近では韓国食品を販売しているスーパーやドラックストアもあるため韓国料理がより身近になったと思います。

 

ところが、本場にいかないと満足できない韓国料理があります。

それは、「中華料理」です!

 

「えっ?韓国なのに中華料理?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

韓国ドラマによく登場する黒いドロっとしたソースがかかっている麺料理をご存知ですか?

これは、‘자장면(ジャジャンミョン)’という韓国の中華料理なんです!

 

名前だけ聞くと、日本のジャージャー麺を想像しがちですが、日本のそれとは味わいが全く異なります。

 

日本のジャージャー麺は、豚のひき肉をしいたけやたけのこと一緒に甜麺醤で炒めた甘辛の肉味噌が特徴的であるのに対し、韓国の‘자장면(ジャジャンミョン)’は、細かく切った豚肉とたまねぎ、海産物などを春醤(チュンジャン)で炒めたソースで、辛さのない甘い味付けです。

 

麺と絡む甘いソースは、一度食べたらやみつきになります。

 

それでは、‘자장면(ジャジャンミョン)’はいつ頃誕生したのでしょうか。

その起源は、19世紀末に遡ります。

 

19世紀末、清国は壬午軍乱により社会・政治情勢が不安定であった朝鮮に軍隊を派遣しました。

このとき兵士とともに動員された山東半島の労働者のうち、日清戦争後に朝鮮に残された一部のなかから飲食業(中華料理屋)を生業にする人々が出てきました。

 

もともと、中国のジャージャー麺は、豚肉の脂身を豆板醤で炒めたものを麺の上に乗せたものでした。

ところが、豆板醤独特の香味と豚肉の脂身の脂っこさが現地の味覚に合わなかったため、純粋な味噌の味に近い春醬と甘みが特徴の山東半島のねぎを使った新たなジャージャー麺が生み出されました。

 

1905年 創業の‘공화춘(コンファチュン;共和春)’という仁川にある中華料理屋が‘자장면(ジャジャンミョン)’の元祖といわれています。

 

‘자장면(ジャジャンミョン)’は、韓国で国民食と言っても過言ではないほど老若男女を問わず好まれる料理ですが、家庭で作って食べることはほとんどなく、出前を取るか中華料理屋に行って食べるのが一般的です。

 

また、‘자장면(ジャジャンミョン)’と並んで韓国の中華料理の代表格に‘짬뽕(チャンポン)’という麺料理があります。

 

真っ赤で見るからに辛いコクのあるスープが特徴的な‘짬뽕(チャンポン)’も絶品で、韓国では‘자장면(ジャジャンミョン)’派と‘짬뽕(チャンポン)’派に分かれます!

 

‘자장면(ジャジャンミョン)’派か‘짬뽕(チャンポン)’派かは、カップルや友達の相性チェックにも使われたりするんです。

 

もちろん、両方食べたい人のためにハーフ&ハーフ(짬짜면;チャンチャミョン)にしてくれるお店もあります!

 

皆さんも、韓国に行ったらぜひ、中華料理屋(중국집)に行って新たな中華料理の世界を体験してみてください。

 

그럼 안녕히 계세요!

 

 

<参考>

자장면은 중국 음식, 짬뽕은 일본 음식?, 조선닷컴, 2013-7-4,http://food.chosun.com/site/data/html_dir/2013/07/03/2013070301363.html, (参照 2020-12-6)

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