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冬のソウルフード in 韓国
POSTED / 2020.12.24
アンニョンハセヨ(안녕하세요)?
STUDIO KOREANです。
ジャンルを問わず韓国ドラマに欠かさず出てくるもの、何だかご存知ですか?
正解は、トッポッキやのりまき、串刺しのおでんなどを販売している「屋台」です。
老若男女問わず、屋台で食事をするシーンがよく登場しますよね。
さて、屋台といえば、毎年この季節限定で現れる屋台があります。
それは、韓国語で‘붕어빵(プンオッパン)’と呼ばれる「たい焼き」を販売する屋台です。
‘붕어빵(プンオッパン)’は、日本のたい焼きと同じく小麦粉の生地の中にあんこやカスタードクリームを入れて鯛をかたどった焼き器で焼かれたお菓子です。
不思議なことに、たい焼きの中に入るカスタードクリームは、韓国語で‘슈크림(シュクリム)’と呼ばれています。
シュークリームを想像してしまいますが、たい焼きの中に入るカスタードクリームを指しているのに要注意です!
‘붕어빵(プンオッパン)’は、日本のたい焼きよりも小さめで2〜3個まとめて1,000ウォン(約100円)程度で購入できます。
‘붕어빵(プンオッパン)’と同じようにあんこを入れた生地を型に入れて焼いたお菓子として、‘잉어빵(インオッパン)’と‘국화빵(クックァッパン)’というものもあります。
‘잉어(インオ)’は「鯉」を、 ‘국화(クックァ)’は「菊」を意味し、‘잉어빵(インオッパン)’は‘붕어빵(プンオッパン)’とほぼ同じ見た目をしています。
そして、たい焼きと肩を並べる冬の屋台の人気メニューとして忘れてはならないのが、‘호떡(ホットック)’です。
‘호떡(ホットック)’とは、もち米粉と小麦粉で作った生地に砂糖を入れて平たく焼いた韓国式パンケーキです。
‘호떡(ホットック)’は、外はカリッと中はもっちりが特徴的で、一口かじると中からトロッと溶けた砂糖が出てきます。
人気屋台には行列ができることもしばしばです。
「外はカリッと中はもっちり」は、韓国語で‘겉은 바삭하고 속은 촉촉하다(コットゥン パサッカゴ ソグン チョッチョッカダ)’といいますが、‘겉바속촉(コッパソッチョッ)’のようによく略して使われます。
最後にもう一品。
日本では冬になるとコンビニの肉まんが恋しくなりますが、韓国にも肉まんがあるのをご存知でしたか?
日本の肉まんからヒントを得て商品化されたそうです。
熱々でフーフー(韓国語では、‘호~호~;ホーホー’)して食べるため、‘호빵(ホッパン)’という商標が付けられ、一般化しました。
日本と同じく、あんまんやピザまんはもちろんのこと、韓国ならではの炭火焼きカルビ味やチャプチェ味などもあります。
ちなみに、韓国では日本のアニメキャラクター「アンパンマン」が‘호빵맨(ホッパンメン; 肉まんマン)’として現地化されているんです。
本日は、韓国の冬のソウルフードについてお話しました。
夜食にコンビニの肉まんが食べたくなってきましたね…
그럼 안녕히 계세요!
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