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韓国の薬局(약국)事情
POSTED / 2020.12.28
アンニョンハセヨ(안녕하세요)?
STUDIO KOREANです。
寒い日が続きますが、皆さん体調はいかがですか?
突然ですが、韓国で薬局に行ったことがある方はいらっしゃいますか。
行ったことのない方も、정해인(ジョンヘイン)が薬剤師として登場するドラマ「봄밤(邦題「ある春の夜に」)」で薬局をご覧になったことがあるのではないでしょうか。
韓国語で薬は‘약(薬;ヤッ)’、 薬剤師は‘약사(薬師;ヤッサ)、薬局は‘약국(薬局;ヤックッ)’といいます。
また、「良薬は口に苦し」ということわざがありますが、韓国にも‘입에 쓴 약이 몸에 좋다 (イベ スン ヤギ モメ チョッタ;口に苦い薬が体に良い)’と同じ意味のことわざがあります。
さて本日は、「薬局」に関してお話したいと思います。
風邪を引いたり、熱が出たりしたら日本では病院に行って薬を処方してもらうか、ドラッグストアで薬を買いますよね。
韓国でも、病院で処方してもらった薬を薬局へ買いに行くのは同じですが、韓国ではちょっとした症状の場合、薬局で直接薬を購入するのが一般的です。
処方箋がなくても、薬剤師に症状を説明してその場で薬を買うことができます。
また、韓国の薬局で販売している薬は一箱に入っている量が少なく、2〜3日で飲み切れるものがほとんどです。
そのため、薬の価格も1箱200〜300円程度のものが多く、日本と比べて気軽に手に入ります。
では、化粧品や日用品などを販売するいわゆる「ドラッグストア」は、韓国に存在するのでしょうか?
‘올리브영(OLIVE YOUNG)’や‘랄라블라(Lalavla)’といった化粧品や健康食品、バス用品などを販売するヘルス&ビューティーストアは存在するものの、日用雑貨や食品などを揃えているわけではなく、日本のそれとは一味違う形態をしています。
そのため、韓国旅行に行った際、流行りの化粧品を購入したい場合には、‘올리브영’へ、体調を崩して薬を求めるなら‘약’という文字が看板に書いてある‘약국(薬局;ヤックッ)’へ行く必要があります!
続いて、韓国の薬局で支える簡単なフレーズをご紹介します。
‘아파요(アパヨ;痛いです)’
頭が痛い、お腹が痛い、喉が痛いなどどこかに痛みを感じるとき、その場所を指しながら‘아파요(アパヨ)’といってみてください。
薬局以外でも、韓国のスーパー銭湯で垢擦りをしてもらう際、こすり加減が強くて痛いときに‘아파요(アパヨ)’といえば、力加減を調節してくれます。
このように特定の部位が痛むときだけでなく、体調不良の際にも‘아파요(アパヨ)’を使うことができます。
病気になったときや、何となく体がだるいときなど体の調子が悪い場合には、‘아파요(アパヨ)’が万能です。
ちなみに失恋ソングの歌詞に、‘아프지 말고~(アプジ マルゴ〜)’というフレーズがよく出てきます。
‘〜지 말고(〜ジ マルゴ)’は、「〜せずに」という意味があり、痛い、痛むという意味の‘아프다(アプダ)’と合わさると、「痛まずに」と直訳されます。
つまり、別れたあと俺/私がいなくても「元気で幸せに」過ごして欲しいという意味で使われます。
皆さんも、‘아프지 말고(アプジ マルゴ)’良いお年をお迎えください。
그럼 안녕히 계세요!
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